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【感想】『蜘蛛ですが、なにか?11』【ギャップが面白かった】

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この本はWeb版を見ていて、

面白いと思って書籍も買いました。

今回は新作が出たので感想を書いていきます。

今回のネタバレが存在しているので注意してください。

本の内容:主人公はほとんど出てこない

発売日は2019年7月10日

11巻の話は勇者ユリウスの話がメインにあって、

そふぃあちゃん日記が少し入っている。

今回の話はユリウスを中心に書かれているので、主人公の視点はない。

主人公は他の人から姿を見られたり、

会話の中で主人公の話が出るしか今回の出番はなかった。

ユリウスが勇者として成長する

勇者ユリウスが人身売買組織の討伐隊で総指揮をとって、

組織の摘発をしていた。

副指揮官のティーバという討伐隊をまとめていた人が、

他の21人と一緒に殉死したこと、

組織の大規模な拠点を摘発したことで、

討伐隊が解散された。

その後勇者は4人の仲間と各地を巡り、

各国の魔物討伐をして、時に魔族に命を狙われたりした。

魔族と人族との戦争の開始までの10年間の勇者の記録。

幕間としてユリウス以外の人物の視点も書かれている。

感想:ギャップに面白さ感じた

勇者ユリウスの話とそふぃあちゃん日記とのギャップが面白かった。

具体的には勇者ユリウスの話は、

ほのぼのしたところもあるけど、

全体的に人の生き死になどのシリアスがメイン。

そふぃあちゃん日記では、

その名前の通りそふぃあの日常を書いてあるけど、

ほとんどがそふぃあちゃんの感情がそのまま出ていて、

内容もシリアスとは程遠いものだったので、

ユリウスの話からそふぃあちゃんの話に、

変わった時の移り変わりのギャップが面白かった。

次回は人魔大戦?

勇者ユリウスが手に入れた勇者剣を、

今後誰がどのように使っていくのか気になります。

対となる魔王剣はもう使い終わって、

今のところ存在していない。

今後勇者剣が使われるのか、使われないのか、

またどの陣営が手にするのかも気になります。

次の巻では人魔大戦の話になると思っています。

人類と魔族の戦力比は、

魔王や主人公の白織が全力で戦争に参加すると戦いにならないので、

主人公が戦争にどのように関わっていくか気になります。

人類と魔族だけではなくエルフもどのように動いていくか、

楽しみに次の12巻を待ちたいと思います。