こんにちはカイリトです。
今回の記事は「蜜蜂と遠雷」という本を読んだので、
その感想を書いていきます。
この本を買ってから結構読んでいないことに気づいて、
先日読み始めることにしました。
読んでみて演奏の表現などが面白かったので、
映画の方も見ていきたいです。
この記事では作品のネタバレが存在しているので注意してください。
買ったきっかけ:あらすじを見て読みたいと思った
ブックオフでセールの時に、
何か面白い本はないのかと探していたときに、
この本を見つけた。
この本を見つけて手に取ってみて、
裏面のあらすじのようなところを読んで、
面白そうだと思って買いました。
買ってからはその日のうちに読まなかったので、
そのまま何年かは放置してしまっていた。
そんな時にそろそろ読んでいない本を読まないとなって、
読み始めることにしました。
『蜜蜂と遠雷』の感想:章ごとに感想を書いていきます
この「蜜蜂と遠雷」という作品は、
ピアノコンクールの話で、
最初にコンクールに使う課題曲の選び方と、
四人の第一次から本選までの演奏する曲が書かれていた。
コンクールは約九十人を第一次予選からどんどん、
人を減らして行って本選に残り、
入選する人を決めるまでを書かれていた。
その参加者の中で、
- 風間 塵
- 栄伝 亜夜
- マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
- 高島 明石
の四人の本選までの演奏する曲が書かれていたので、
この四人が本選まで残っていくのかなと思っていた。
これからその予選ごとの感想を書いていきます。
エントリーの感想:風間塵がどういう影響を与えるのか気になった
エントリーでは風間塵のオーディションと、
コンクールに出てくる他の三人、
- 栄伝 亜夜
- マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
- 高島 明石
のコンクールまでの日々や、
どうしてコンクールに出るのかなどが書かれていた。
風間塵の演奏を聴いた審査員が、
二人は絶賛して一人は酷評するなどの、
正反対の評価になっていた。
でもそれでもコンクールにはなんとか進めることになったので、
この先、塵の演奏を聴く人たちはどんな反応を示して、
どんな影響を受けていくのかが気になった。
マサルの音楽を始めるきっかけに出てきていた、
「あーちゃん」とは同じコンクールに出てくる栄伝亜夜ではないかと思った。
実際に話を進めていくと、
栄伝亜夜の演奏を聴いたマサルが、
「あーちゃん」だとわかって再会することになった。
そのあとはマサルが亜夜に好意を示すような表現があったので、
この物語が終わったあとは二人はどんな関係になるのか気になった。
第一次予選の感想:この本を読んで音楽の演奏を聴いてみたくなった
第一次予選のルールは、演奏時間は二十分で、
- バッハの平均律クラヴィーア曲集からからフーガが三声以上のものを一曲
- ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタから第一楽章か、第一楽章を含む複数楽章
- ロマン派の作曲家のものから一曲
のルールで約九十人から二十四人にしていく予選。
演奏される曲の名前が知らなくても十分楽しんで読むことができた。
マサルや塵、亜夜、明石の演奏の表現を読んでいると、
その演奏の情景が目に浮かぶように感じた。
ほかにも塵の演奏を聴いている表現を読んでいると自分も、
体が熱くなって少し汗が出てきてしまった。
マサルが亜夜の演奏を聴いて「あーちゃん」だとわかって、
会いに行った時に、
二人の先生が死んだことをマサルが知った時に、
自分は知っていたはずなのに涙が出てきてしまった。
本を読んでいる中で、
同じ曲の演奏でも演奏する人によって、
弾き方などが変わっていくと知って、
自分も色んな人の演奏を聴いてみたいなと思った。
第一次予選の亜夜視点の考えの中で、
私の後に二人いると書いてあって、
コンクールは九十九人でやっていると知った。
そんなかで入選することができるのはすごいなと思ったりした。
第二次予選の感想:四人の中で落ちてしまったのは驚いた
第二次予選のルールは演奏時間は四十分いないで、
- ショパン、リスト、ドビュッシー、スクリャービン、ラフマニノフ、バルトーク、ストラヴィンスキーの練習曲から異なる作曲家のもので二曲
- シューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ブラームス、フランク、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーの作品より一曲ないし数曲
- このコンクールのために作曲された「春と修羅」
この曲を演奏して、
二十四人を十二人に減らしていく。
この第二次予選ではあの最初に書いてあった四人の、
- 風間 塵
- 栄伝 亜夜
- マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
- 高島 明石
中で明石が今回の予選で落ちてしまったのには驚いた。
そうなってくると次の予選でも誰か落ちてしまうのかと心配になったけど、
あの三人なら本選までいくのではとも思っている。
予選の結果で明石が落ちたことで、
誰が一位になるのかがわからなくなってしまった。
今まではあの四人の中から一番が出てくるのではと思っていたので、
明石が予選で落ちたことで今までの考えが間違えてしまったのかと思った。
今回の予選からは、マサル、亜夜、塵の三人がコミュニケーションを、
とり始めたのでこれからどうなっていくのかが楽しみです。
明石に密着して撮影しているディレクターが、
演奏後の明石の幸せそうな感じを読んで、
自分も何かやったら幸せに感じるようなことをやってみたいと思った。
毎回の演奏は塵の後に亜夜がやることになっていて、
塵の演奏の影響を受けて亜夜が進化していくような表現をしていた。
毎回そう進化しているのでこれからの演奏をも塵に影響を受けていくのかと思った。
第三次予選の感想:風間塵の予選の結果が心配になった
第三次予選のルールは演奏時間が六十分で、
各自自由にリサイタルを構成する。
ただし第一次、第二次で演奏する曲は除外する。
この演奏で二十四人を六人の入賞する人を決めていく。
この第三次予選を終わってから、
本戦に行く結果を待っているときに、
その結果発表の時間が遅くなった。
その発表を待つ時に誰かが失格になったと知って、
塵が失格ではないかと、
第二次予選の明石を思い出して心配になった。
そのあとの結果発表を読んで、
塵が残ることができて安心して、
次の本選が楽しみになった。
この結果発表を後から考えてみると、
塵の演奏の内容で審議するのに、
そこまでの時間はかかったりはしないかなと、
思って違う人なのではと考えられた。
この第三次予選の亜夜の演奏を聴いている人たちが、
涙を流していて、
自分も涙が溢れるような、
感情が動く演奏を聴いてみたいと思った。
本選の感想:四人がコンクール後にどうなっていくのか気になった
本選では今までは一人で演奏していたけど、
オーケストラと一緒にピアノ協奏曲を一曲協演する。
演奏する曲は、
この中から選ぶ。
塵と亜夜の考えている中で、
世界の中に音楽で溢れているという表現から、
これからは周りの風や雨などの音に意識を向けていこうかなと思った。
この「蜜蜂と遠雷」の最初に曲が紹介されていた、
- 風間 塵
- 栄伝 亜夜
- マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
- 高島 明石
の四人が最後には全員入賞できていて、
安心とやっぱり四人は入賞できたのかという思いがあった。
これからの四人がどうなっていくのかが楽しみ。
この本選が終わって結果が出たらこの物語の話は終わった。
この本のように一冊で完結する本は、
最近では読んでいなかった。
やっぱりこの一冊で終わるっていうのはいいなと思った。
続きがあるときは気になるところで終わったりするので、
完結するとわかっていると、
その本だけの感想を考えたりで次を考えなくてもいい。
そんなように終わるのは次を待たなくてもいいので、
このような完結する本を、
たまには読んでいきたいかなと思った。
まとめ:生の演奏や映画を見てみたい
今回の記事は「蜜蜂と遠雷」という本の感想を書いていきました。
この本を読んでみて、
ピアノなどの音楽の演奏を聴いてみたくなりました。
なので何かのおりに生の演奏を聴いてみたいと思います。
あとはこの作品は映画にもなっていると知ったので、
そちらの方も見ていきたいと思います。
ほかにもこの「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編小説集の、
「祝祭と予感」という本の存在を知った。
こっちの本も塵、亜夜などのその後や出会いなどが書かれているので、
また出会ったら読んでみたいです。
なんか今までピアノなどの音楽関係の小説が、
二つくらいしか読んでいなくてその二つが面白かったので、
ほかにも音楽を使った小説を探して読んでみたいなと思いました。