こんにちはカイリトです。
今回は『蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版』を読んだので、
これから感想を書いていきたいと思います。
書いていく内容は、
- 簡単な小説の内容
- 小説の感想
- ウェブ版との違いについて
の三つを書いていきたいと思います。
今回も書籍の内容が書かれているので、
ネタバレが気になる人は気をつけてください。
簡単な内容と感想:ワールドクエスト発動
今回の話を簡単にまとめると、
ポティマスを倒した後の朝から始まった。
そうして白が転生者に対して現状の説明をし、
休憩の時にワールドクエストが出てきて、
いきなり黒と戦うことになった。
そうして戦いは次回に持ち越されることになり話は終わりました。
それ以外には
- シュン
- 田川邦彦
- 魔王
- ダスティン
など色々な人の視点で物語が書かれていた。
イラスト小冊子は、
輝竜司先生が書いたイラストが32ページあって、
書き下ろしが14点も乗っている。
今回の話の感想:ソフィアが可愛かった
今回に話では面白かったところや、
驚いたところとして、
- カティアの説明が面白かった
- ソフィアのイラストが可愛い
- 真面目な場面での実況が面白い
- 草間忍のスキル候補が笑った
- ユーリがリストカットしていて驚いた
- ロナントがすごい
などがあったので、
これから書いていきたいと思います。
カティアの説明が面白かった
書籍の最初にはキャラクターの説明が書いてあって、
カティアの説明は、
男子高校生から公爵家のご令嬢に生まれ変わった転生者。前世の名前は大島叶多。ユーゴーに掛けられた洗脳を自ら命を絶つことで解き、その際シュンに命を救われる。その事件をきっかけに心身共に女として生きることに踏ん切りがつき、今ではシュンの立派な正妻の立ち位置に。
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版 6ページ
このようになっていた。
そこではもうカティアがシュンの正妻となっていて面白かった。
他にもユーリの説明で、
前世の頃からシュンに好意を持っていると知って、
他の巻の説明を一度読んで見たいと思いました。
ソフィアのイラストが可愛い、白の真面目な場面での実況が面白い
ソフィアが転生者に説明をする時に、
シュンとカティアを叩いたりして、
偉そうにしている場面とそのイラストが
可愛いと感じた。
真面目な場面でこのように緩くなったりするのが面白かった。
他にも次の174ページで、
シリアスな魔王と黒の殴り合いで、
白が実況して雰囲気を台無しにして面白かった。
草間忍のスキル候補が笑った
今回の話の間に草間忍の説明と立ち絵が書かれていて、
そこでは、
ユニークスキルは忍者。本人の性格から忍んでない忍者と揶揄されているが、その能力の高さは暗部の中でも突出している。ちなみにこのユニークスキルだが、Dは草を生やすスキルとどちらにするか最後まで悩んでいたとか。
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版 134ページ
という説明が書かれていて、
他のスキル候補が草を生やすで笑った。
だけど転生者のスキルは強いものが多いので、
この草を生やすというスキルも、
- HP、MPなどを消費して植物を生やす
- 相手を笑わして行動不能にする
などどんなスキルになっていたのか気になりました。
ユーリがリストカットしていて驚いた
214ページからユーリ視点の幕間が書かれて、
そこでユーリがリストカットしていて驚いた。
リストカットした時のユーリの考えが、
最近はご無沙汰だったけれど、昔はよくこうして落ち着いていた。
この世界は治療魔法があるから、痕も残らず消せて便利よね。
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版 216ページ
このように書かれていた。
そこでこの世界は便利と書かれていたので、
前世の地球でもリストカットしたのかなと思ったりしました。
ロナントがすごい
249ページからカティアの目の前からシュンが消えて、
シュンの元に行くためにロナントに会いに行った。
その時に最初は転移できなかったけど、
フェイとシュンの召喚の経路を使って転移をすることができて、
- カティア
- ユーリ
- フェイ
- 夏目
- ロナント
の5人でシュンの元に辿り着くことができた。
転移魔法の普段の使い方ではないことを、
その場で考え実行して成功させて、
ロナントはやっぱりすごいなと思いました。
ウェブとの違い
上の画像のように書籍とウェブを見比べて、
違いを出してみたけど、
違いの中では、
- 言葉使い
- 話の流れ
- 追加された話
など色々ありました。
その中で例えば、
書籍の15ページでは,
なるべくエルフは根絶やしにしたほうがいいと思うけど、このエルフの里の外にいる連中全部を始末するのは骨が折れる。
ある程度取りこぼしても、まあ、しゃあなし。
というわけで、エルフとは縁を切って野に下った連中はスルー。
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版15ページ
ウェブの518話では、
なるべくエルフは根絶やしにしたほうがいいと思うけど、このエルフの里の外にいる連中全部を始末するのは骨が折れる。
ある程度取りこぼしても、まあ、しゃあなし。
というわけで、エルフとは関係なしに野に下った連中はスルー。
蜘蛛ですが、なにか?ウェブ版518話
などのような小さい違いが出てきたりした。
今回の記事ではその小さい違いは書かずに、
他の違いが大きいと考えるものを書いていきたいと思います。
今回書いていく違いは、
- 魔王のステータスについて
- ロナントと白とのイベントについて
- 荻原くんについて
- 転生者に対する説明について
- 夏目について
- 漆原さんもついてきた
などの13の違いをこれから詳しく書いていきます。
魔王のステータスについて:12ページ
魔王はポティマスとの戦いで寿命が少なくなってしまった。
その魔王の寿命が残り少なくなってしまったのかを、
書籍ではさらに詳しく書かれていた。
ウェブでは
魔王は戦いの反動で、ほとんど戦えない体になってしまった。
それだけじゃない。
むしろそんなことよりも、こっちのほうが重要で、魔王の寿命はもう残り少なくなってしまった。もともと魔王は自分の寿命を悟って、魔王という役に就いた。
蜘蛛ですが、なにか?ウェブ版518話
魔王は肉体的には不老だけど、魂はもう限界近くにまでなっていた。
このように結果だけが書かれていて、
書籍では続きに、
それは魔王のステータスに表れている。
魔王のステータスはスキル含めて変化がなくなっていた。
システムによるステータスやスキルの強化は、倒した相手の魂の一部を経験値という形で吸収し、自身の魂に定着させていくという方式だ。
いわば強制的に魂を肥大化させていっているってこと。
そして、魔王の魂はすでに破裂寸前の風船みたいにパンパンに膨らんでいた。
だから、注がれた経験値という名の魂を吸収することができず、それ以上ステータスやスキルが変化しなかったわけだ。そして、そんな状態の魔王の魂に、さらに追加の経験値を受け入れられるはずもなく。
魂が破裂するか、風船に穴が開いたみたいに中身が漏れてしぼんでいくか。
どういう形になるにせよ、魔王の魂は限界を迎えていた。
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版12ページ
このようにどう魔王が限界になっているのかを説明されていた。
ロナントと白とのイベントについて:20ページから
ウェブではロナントが白に対して、
弟子に、弟子にしてくだされ!
蜘蛛ですが、なにか?ウェブ版519話
と言って土下座で頼んできたけど、
白は無視をしてそのまま立ち去ってしまった。
書籍では白に対して挨拶に来ただけだった。
だけどロナントの背中にパペットタラテクトのフィエルが乗っていて、
ロナントの頬を引っ張ったりして笑われたりした。
「なに、ちょっとした挨拶代わりじゃよ」
「ほう。帝国では挨拶代わりに魔法を放とうとするのか。それは初耳だな」
飄々とした態度のロナントに対して、メラはさらに威圧感を増していく。
一触即発といった感じのピリピリとした空気。
なんだけど、その空気をぶち壊すものがある、っていうかいるんだけど……。
これ、ツッコんでいいのかな?
フィエルちゃんや、なんでロナントの背中に張り付いてるんだい?
フィエルがロナントの背中に張り付いてるせいで、メラが爺様にガンくれてるDQNみたいな構図になっちゃってるじゃん。
なんだこれ?
意味がわからないよ。
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版21ページ
書籍ではこのような表現になっていて、
ロナントと白達のやりとりが面白かった。
荻原くんについて:33ページから
荻原くんはエルフの里にいて、
白がツリーハウスに来たときに、
草間くんと一緒に捕まっていた。
荻原くんが神言教の手先で、
エルフの内部情報を流していたのはどちらも書いてあった。
だけど書籍ではなぜそんなことができたのか、
というところまで書かれていた。
そう、荻原くんも教皇の息のかかった転生者なんだよね。
荻原くんは無限通話っていうユニークスキルの持ち主で、何とエルフの里に張ってあった結界の中からでも外に念話を送れた。
これ地味にすごい。
エルフの里に張ってあった結界はMAエネルギーをバカみたいに消費してるだけあってかなり高性能立ったからね。
それをものともしてなかったっていうのは地味にすごい。
たかが念話。されど念話。
荻原くん経由でエルフの里の内情が知れたのは、襲撃作戦を実行に移すにあたってなかなか大きかったのは言うまでもない。
そのためにわざとエルフに捕まってこのエルフの里に軟禁され、何年間も過ごしてきたんだから頭が下がる思いだね。
まあ、それはあくまで私たちの目線での話。
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版33ページ
このように書籍になると、
荻原くんのユニークスキルについて説明される、
内容が追加された。
転生者に対する説明について:57ページから
転生者たちに対する説明の内容は、
ほとんど変わっていなくて少し追記されただけだった。
だけど漆原さんがフェイにならなかった結果として、
話の感想を言う人が変わった。
ウェブでは、
「けどさあ、それでも今までここに押し込められてたって事実は消えなくない?」
そう、鬼くんに堂々と反対したのは、漆原さんだった。
その言葉に、工藤さんがギョッとした顔をする。
真面目な工藤さんと、奔放な漆原さんは前世の頃から相性が悪かった。
それはどうやら今も変わっていないらしい。
「しかもさあ、今のままだったらポ、ポ、ポリマス? だっけ? そいつにあたしらって利用されるところだったんでしょ? なんかあんたらの口ぶりからするとろくでもない感じで。先生って知らないうちにそいつらの片棒担いでたってことじゃん。それって知らないからって許されることなの?」
蜘蛛ですが、なにか?ウェブ版527話
と言うように漆原さんが先生に辛辣に反応していた。
書籍では、
「……それならそうと、言ってほしかったわ」
工藤さんがうなだれながら、小さくこぼす。
工藤さんと先生は前世ではかなり仲が良かった。
その分、先生に対する恨みは強かったんだろう。
裏切られたって、そう思ったのかもしれない。
先生も先生でろくに説明をしなかったのか、その悪感情を肥大化させた原因だ。「言えなかったんですよ」
だから、ここで先生の代わりに弁明しておこう。
「先生の持つスキルは特殊で、ペナルティーがあるものだった。私からも言えるのはここまでです」
このように工藤さんが感想を言っていて、
少しだけウェブよりもマイルドになっていた。
夏目について:85ページから
夏目健吾はほとんどのエルフの里までは変わらないけど、
ウェブではエルフの里で殺されたけど、
書籍では生きて気絶させられた。
このことで、
今後の内容が違ったりして、
シュンがラースに対して意見するときに、
ウェブでは、
「ユーゴー、夏目を殺したお前が、それを言うのか?」
蜘蛛ですが、なにか?ウェブ版527話
書籍では、
「エルフをあれだけ殺したお前が、それを言うのか?」
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版85ページ
このように少しだけ内容が変わったりした。
漆原さんもついてきた
篠原さんがフェイになった影響で、
漆原さんの行動はほとんどが別人になっている。
白の説明の途中で休憩することになった時に、
白が先生の様子を見に行く時に、
一緒に漆原さんもついてきた。
ウェブではついてこなかった。
その時に2階にいた櫛谷さんに、
転生者をどうするのか説明を聞いてきたけど、
特に詳しくは説明せず、
- ウェブではフェルミナ
- 書籍では田川くん
などに説明してもらってという内容になった。
そうして部屋を出るときに、
漆原さんからすごい視線を感じたと言うのもウェブではなかった。
夏目が入ってきて会話していた:140ページから
シュンが、
「これからのことを考えよう。自分がどうしたいのか。どうすればいいのか」
蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版140ページ
と言うセリフを言った後に、
書籍では夏目が転生者のいる場所に入ってきた。
そこから夏目が、
- 行動する理由
- 夏目の今後について
- スーについて
- 神言教が禁忌を知っていることについて
など色々なことをシュンたちと話したりした。
教えてD先生!について:536話
書籍では161ページのシュン視点の話が終わったら、
そのまま162ページからは白視点の話になっている。
ウェブでは535話がシュンの話で、
537話が白の話になっている。
その間にこの教えてD先生!その4というのが書かれていた。
ウェブ版では教えてD先生!と言うタイトルで、
Dが色々なことを教えてくれる話が出てくる。
今回は4回目で、
- n%l=Wの説明
- 神について
- 転生者について
などが説明されて、
書籍では説明されなかったことが書かれていた。
田川、夏目、ユーリの視点:195ページから
書籍では195ページから、
- 田川邦彦
- 夏目健吾
- ユーリ
それぞれの視点で幕間が書かれていた。
ウェブでは全く書かれていなかった。
それぞれを簡単に内容を書いていきます。
田川邦彦はアサカと一緒にメラゾフィスに会いに行った。
そこで故郷を滅ぼしたのか、
その理由を聞きに行った。
夏目健吾は前回の話が終わると家をすぐに出た。
そこでフェイと話してどうしてそうなったのかを、
さらに詳しく説明をフェイに話した。
ユーリは部屋に戻った後にフェルミナに説明をしてもらった。
その後頭を冷やすためリストカットして、
サリエル様と言って讃え始めた。
ワールドクエストについて:218ページから
書籍とウェブでは白がワールドクエストの存在を知る場所が変わった。
白が魔王や黒たちと話すところまでは両方一緒だったけど、
ウェブでは話が終わると、
- シュンとカティアをスーに合わせる
- 先生の所で慰めたりした
それからワールドクエストが発動した。
書籍では魔王と黒たちと一緒にいる時にワールドクエストが発動された。
その後は黒との対戦に入っていくけどそこでも、
少しだけ内容が違ってきた。
書籍では黒と一緒だったのでそのまま戦闘になった。
ウェブでは先生がその場にいてどういうことか聞かれ、
先生に対して、
- 禁忌にまつわる情報
- これから白がしようとしていること
などを本にまとめて渡した。
その後すぐに黒が攻撃してきて戦闘に入ることになった。
シュン達7人が違う行動になった
ワールドクエストが出てから、
- シュン
- カティア
- フェイ
- ユーリ
- スー
- ロナント
- 夏目
の7人は書籍とウェブでは流れが違っている。
ウェブでは、
- シュン
- カティア
- スー
の3人は神言教にいてそのまま協力することになった、
フェイは存在していなく夏目は死んでいた。
ユーリも出てこなくなった。
ロナントは最後の決戦の前に神言教でシュン達の前に出てきた。
書籍ではシュンたちは、
神か人どちらを助けるのかではなく、
両方を求めるために行動すると決めた。
教皇と魔王のそれぞれの初期対応が違う:263ページから
ワールドクエストが出てきてから、
禁忌が配られてからの行動がウェブと書籍では、
違って書かれていた。
ウェブでは魔王はすぐにアエルに教皇を殺しに行かせた。
教皇はシュンを説得して仲間にしようとして、
アエルの襲撃を龍たちによって退けた。
その後禁忌のスキルが配られると、
教皇サイドは龍に魔王のところまで攻撃に行かせた。
魔王達はラースのみで龍たちを撃退することになった。
書籍では魔王達は特にすることはなく、
静観したり仲間を安心させたりで終わった。
禁忌が配られてからも転生者や魔王軍を船に乗せるくらいだった。
それによって教皇も特に動きは書かれていなかった。
白の魔王達の主張の感想が書かれていた:312ページから
魔王と教皇の主張は、
ウェブと書籍では違いがなかった。
だけどその後に白が、
両者の主張を聞いての感想を思ったりした。
そこでは教皇が高潔な人で、
何かが違えば味方として並べたかもしれないと書かれていた。
そういう表現はウェブでは書かれていなかった。
さらにこれから戦闘を始める前置きのような、
お互いに譲れないものがある。
などがあり戦いが再開した。
そうして書籍では話が終わり次の巻に続くことになった。
まとめ:蜘蛛ですが、なにか?が終わりに近づいてきた。
今回は『蜘蛛ですが、なにか?15イラスト小冊子付き特装版』を読んで、
その感想やウェブとの違いを記事にしていきました。
今回の話は、
- ソフィアのイラストが可愛かった
- 小冊子が良かった
- 魔王と教皇の主張
など面白かったり次がどうなるのか気になる内容で、
やっぱり面白いなと思いました。
16巻はもう発売されていて1回は読んだけど、
もう1回読み直してそちらも記事にしていきたいです。
最終巻まで記事を書いたら、
まだ記事にしていない蜘蛛ですが、なにか?を、
記事にしていきたいと思っています。